復興応援動画

3月11日に発生した東日本大震災により、犠牲になられた方々のご冥福を
謹んでお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々にたいしまして、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

以前から募集していた写真を、復興応援動画として編集し配信しています。
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遺伝子組換え問題による農家の悲劇・2
情報サイド - ニュース・市民の視点(一般無料)
2012年 2月 06日(月曜日) 05:07

ある日突然、とどいた手紙により運命を狂わされた農家の話…。
繰り返される裁判…、続く敗訴…。
巨大企業に立ち向かう、一農家の決意とは…!?
そして、TPPにより日本にも魔の手が忍び寄る…。

カナダ中西部サスカチュワン州で自家ナタネの品種改良を続けてきた農家、パーシー・シュマイザーさんは、気づけば自分の畑に遺伝子組換えされていると思われるナタネが繁殖していることに気づく。

そんなあるとき、様々な遺伝子組換え技術の特許を取得しているモンサント社は、シュマイザーさんを「知的財産」を利用したにもかかわらず、特許料を支払わないとは何事だ!と、裁判に持ち込む。

裁判は、連邦裁に持ち込まれ、そこではシュマイザーさんは敗訴してしまいます…。

それでも、シュマイザーさんはあきらめることなく、裁判を最高裁に持ち込む道を選びます。

最高裁では、シュマイザーさんは遺伝子組換えナタネの混入を「知っていた、あるいは知っていたはず」という連邦控訴審の判断をそのまま採用。
その混入率については、モンサント側の95~98%という高い数字を採用。

シュマイザーさんが97年に収穫した種子への混入を知っていながら、モンサント社の遺伝子組換えナタネを分別・保存し、98年に栽培した、という判決が下りました。

シュマイザーさん側は、マニトバ大学に依頼して調べた混入率は0~67.2%であったことから、この点は不当な判決、とシュマイザーさんの支援者たちは猛抗議します。

こんな判決に負けるわけにはいきません。
「ここの土地はわたしの財産だ。わたしがこの土地の税金を払っている。そこへ貴社は自分の財産を放置するとはどういう見解だ。自己責任で後始末してくれ!」
と、逆にモンサント社を訴えました。

カナダ最高裁には9人の裁判官がいて、多数決で判決が下されます。
この裁判では5対4と裁判官の意見は真二つに分かれたのでした。

そもそも、連邦控訴審が求めていた技術使用料の支払いは免除となり、訴訟の費用もモンサントとシュマイザーさんとで各自かかった部分を負担するという判決となりました。
最終的には、シュマイザーさんは理不尽に要求された特許使用料を支払うことなく、裁判で和解に持ち込めたのでした。

しかし、そもそもなぜモンサント社はシュマイザーさんの畑に自社の遺伝子組換え作物が混入していることがわかったのでしょうか…。

それは、モンサント社が私設警察(モンサント・ポリス)を使い、勝手にシュマイザーさんの畑に入って、ナタネを盗み出して分析したからだったのです。

2012.1.30.shimin

モンサント社のこうした手口で、アメリカやカナダで何百件もの農家を特許権の侵害で訴え、たくさんの農家が敗訴し、そのせいで破産しているのです…。

和解にまで持ち込んだシュマイザーさんの例は希少なのです。
切れ者であり、裁判にかける費用も時間もあり、ヤクザ並みの脅しやありとあらゆる嫌がらせにも負けない根性と、それでも裁判を続ける執念がなければなかなかシュマイザーさんのようにはいきません。

TPPの話に戻りますが、TPPに加盟することで、日本にモンサント社が上陸してくるのも時間の問題となるでしょう。

そこで、同じような理由でもし日本の農家が訴えられたとしたら…。
TPPの問題は、裁判は日本では行われません。
英語圏での闘い、膨大な費用もかかる裁判に、一農家がかなうでしょうか…。

事態はおそらく皆さんが思っているよりも深刻かもしれません。
原発問題で今はTPP問題が薄れてきているように感じますが、これは原発問題にも引けを取らないくらいの大問題に発展する可能性があります。

わたしたちが、日本の農家を力を合わせて守らなければ、TPPに参加することにより日本は遺伝子組み換え食品があふれてしまうことにつながりかねません。

強いては、有機農法で頑張っている農家が破産してしまう恐れがあります。

こうしたことを阻止するには、国民が声を上げることが一番です。
主婦同士で世間話の話題にしたり、親は子どもに伝えたりと、ささやかでも、こうした危険性があることを伝え広めていくことが必要です。

なにより、日本の農家を守ることは、私たち日本国民の健康を、命を守ることにもつながってきます。

また、農家を守るためにも、私たちの生活を守るためにも、「国産品」を買うということが、TPPに対抗する術の一つにもなります。

バラエティーや、ドラマの話、恋話、スポーツ話なども良いですが、TPPや、日本の今後についての話も普段の会話に織り交ぜていくことで、国民の意識が上がり、そして意識が上がるともっと強く声を上げるようになっていきます。

一家の台所を担う主婦が、スーパーの店員さんに
「ちょっと、これ遺伝子組換えされてるの?あら、やだわ。うちはね、遺伝子組み換えのものは買わないようにしてるの。おたくには有機野菜の置き場が少ないんじゃない?もっと種類増やしてよね!」
といった声が広がっていくと、日本の社会はきっと素晴らしい方向に変わっていくでしょう。

買物権を駆使する主婦の力は、偉大なのですから。

木野 実
 
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