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黒幕の逮捕劇
情報サイド - ニュース・市民の視点
2010年 4月 27日(火曜日) 15:26

野生生物の密猟で世界の黒幕を逮捕!?その名はアンソン

野生生物の国際取り締まりにおいての最大の成功例として
今も語り継がれている事件。 1998年9月14日、メキシコシティ国際空港で、メガネをかけた痩せ型の男が逮捕された。
男はマレーシア人で、その名はワン・ケン・リアン。
絶滅危惧種などの爬虫類や他の野生動物の密輸で世界で悪行の限りを尽くしている黒幕。
密輸業界や警察の間では、アンソンの名で知られていた。

米国内務省魚類野生生物局のジョージ・モリソン捜査官と5人の精鋭から成る特別捜査チームは、野生生物の取引業者に成りすまし、アンソンを迎えた。
なんと5年かがりでおとり捜査を続けてきて、この瞬間を迎えた。

アンソンの腕に手錠がかけられた。モリソンら捜査官にとって長年の悲願であったこの逮捕劇には、オーストラリア、カナダ、メキシコ、ニュージーランド、アメリカの捜査当局の協力があった。

野生動物に関わる犯罪は長い間、世界中では重罪とは考えられていなかった。
しょせん動物という考え方が蔓延っていた。
だからアメリカの連邦検察当局は、野生生物の密輸はれっきとした犯罪であることを世界に
示すためにも絶対にアンソンの逮捕有罪が必要だった。

アンソンはレーシー法(野生生物の取引を規制)だけではなく、共謀、密輸、資金洗浄の容疑でも起訴された。(nationalgeographicブライアン・クリスティ記事参照)

しかし第二第三のアンソンが世界中に今もいます。だから動物達の怯えは終わっていません。現にアンソンが服役中にアンソンの妻チア・ビン・シーは会社を立ち上げて野生生物の輸出を行い、アンソンが大きく関わっているスンガイ・ルサ・ワイルドライフ社は、禁止措置にも関わらず、依然として取引を続けていた。

このように世界中では違法な密猟行為が後を絶ちません。
日本も爬虫類や希少な野生生物を平気で受け入れないように規制を強化すべきです。
そして消費者は、ただ珍しいからという自己満足の好奇心のみで「命」の売買に加担しないようにしましょう。
買わなければ売りません。

もし自分より少し体力的に強い生物が突然出現し、力ずくで拉致されて、長年住んでいた場所からまったく知らない土地へ強制的に移され、親兄弟は殺されたり、または離れ離れにされて、その上自分の命に値段をつけられて、まったく環境の違う生物に買われたら…どうでしょう。

必ずしも必要でない、しかも人間の欲を満たすだけの行為であるなら直ちに止めるべきです。自然を守り、できるだけ生物を自然に返してあげたいものです。

 
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