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IH調理器を使用し続けた結果、心疾患などの身体的被害を負った兵庫県の喫茶店経営者が、製造者である三洋電機を相手取り、製造物責任法に基づき製造物責任と、安全性に問題がある製品を販売し警告表示を行わなかった過失による不法行為責任を問い、治療費と慰謝料など計8900万円の損害賠償を求め大阪地裁に5月26日提訴した。訴状によると、原告の夫婦は04年4月から喫茶店の経営を始め、夫が調理を担当。夫は1日に数時間IH調理器を使い、鍋の中身をステンレス製スプーンでかき混ぜるなど調理を続けていた所、05年2月頃から気が遠くなる症状を覚え始め、4月26日に失神して顔面を強打。検査の結果、心房細動(不整脈)と診断されペースメーカーを装着することとなり、その後も心房細動が続いた。妻は入院中の夫に代わり調理を担当した所、たびたび不整脈が現れ、連日続くほど激しい症状となった。夫婦はIH調理器により調理器具に発生した電流が体に流れているのではないかと考え、IH調理器からガスこんろに取り替えた所、妻の不整脈はほぼ沈静化したという。夫婦側は、IH調理器が使用方法によっては人体に悪影響を及ぼす製品であり、現に身体被害が発生していると、製造者である同社の責任を追及したが、同社は否定したため、07年9月大阪簡裁に調停を申し立てた。伊坂勝生徳島大学大学院教授の協力で、IH調理器使用時のステンレス製調理器具に流れる電流の有無と程度を調査した所、高周波の電流が流れていることが明らかとなり、電流の程度も原告、被告双方で認識が共有するものとなったが、被告は安全だと主張を続け損害賠償を拒否したため、09年1月に調停不成立となり、提訴に至った。(大阪地裁 ガウスネット)
IH調理器は日本国内では出回っていますが、欧米などではほぼ使われていないようです。国内でも危険性を指摘する人などからは、かなり懸念する声が以前からあがっています。しかしほとんどの人はそのような肝心の情報は知らず、IH調理器が発する電磁波被害を知考えるきっかけもありません。なかにはCMなどでやっているからいいという、極めて不確かであやふやな思い込みが蔓延している場合もあるようです。
何事も被害が顕在化する前に対処する、また対応できる情報力が最も必要となります。