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シリーズ塩9
情報サイド - 解説
2009年 10月 15日(木曜日) 12:08

塩の摂り過ぎが高血圧になるは嘘 パート2

  「高血圧症の塩原因説」に疑問を抱いた研究者の一人が、高血圧研究の世界的権威であり、アメリカ心臓学会より高血圧学会の最高賞と言われるチバ賞を受賞された、元・名古屋市立大学教授の青木 久三先生です。 青木先生は、前回のメーネリーの実験説を完全にくつがえす実験結果を発表しました。そもそも実際の治療現場において、減塩食にしても患者の血圧が下がらないと言う事実を目の当たりにしています。

当時は高血圧の治療において、1日10グラムの減塩食が指導されていたそうです。しかし、効果がまったくなかったので、1日5グラムと言う厳しい減塩食にしました。それでも有効性は確認できなかったと言います。さらに1日2~3グラムにしても血圧が下がらないと言う結果でした。

この臨床経験で分かった事は、100人の内、せいぜい2~3人が血圧に変化があり、塩分を摂っても、血圧が上がらない人の方が圧倒的に多いと言う事でした。

現在でも研究は続いているようですが、高血圧になった人の7割から9割の人は、塩を減らしても高血圧は改善されないようです。

青木先生の説を裏付ける発表が1988年、食塩摂取量と血圧の関係を明らかにした国際的な調査「インターソルト・スタディ」でなされました。

これは32ヶ国の52のセンターで、約1万人を対象に、食塩摂取量と血圧との関係を調べた大規模調査です。その結果は驚くべきものでした。未開の4センターを除く、48のセンターにおいて、食塩の摂取量と高血圧症の間に、直接的な関係は何もなかったのです。

結果から見えてくる事は、高血圧は生活習慣や食生活全般に問題があるのであって、塩だけのせいにするには無理がある、と言う事でした。

青木先生の心配は、塩を制限する必要の無い人までもが、むやみやたらと減塩し「塩抜き」にされてしまう事です。

青木氏は、「塩は元気の源」と位置づけ、「塩のもう一ついい所は、余分な塩は体内にとどまる事無く、汗や尿になって水と共に体外に排出される事」と「逆転の健康読本」で述べています。

そして減塩信仰は、塩無しによって新たな病気を生み出していると言い切っています。

つづく

 
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