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化学物質過敏症 PDF 印刷 Eメール
情報サイド - ニュース・市民の視点
2010年 1月 26日(火曜日) 16:12

化学物質は凄まじい勢いで広がりを見せていますが、その裏では当然被害者も広がりを見せています。 化学物質過敏症もその一つですが、かかってしまうと何気ない日常生活も困難になります。
被害者は拡大する一方ですが、病気としての社会的認知度は、かなり低いです。
障害年金の対象ではありますが、その申請手続きが、嫌がらせのように煩雑です。

しかし稀有ではありますが障害年金の受給が認められたケースもありますので、忘れている方のためにも掲載します。

神奈川県川崎市に住んでいた女性の例ですが、91年に新築マンションに引っ越した頃から、目まい倦怠感を明らかに感じるようになり体調を崩しました。
そして2002年に化学物質過敏症と診断されました。

現在もその病気に苦しめられていて、1日に数回も発作を起こし、1時間以上に渡る呼吸困難に陥ります。そのために母親は毎日付きっ切りで看病をしています。

また女性は、化学物質から遠ざかるために、1年に数十回、標高1300メートルの長野県の山中に作ったテントに非難しています。
そこでも周囲の農家の農薬撒布が始まると、発作を起こすため、更に安全な場所への移動を繰り返しています。

この女性は、片手、片足を失った人と同等の障害等級2級と認定されて、月額約6万6千円の障害基礎年金を受給できるようになりました。
これまでの旧態依然としていた国の化学物質に対する考え方からは、多くの人に希望を与える意味でも、画期的なことでした。

同じ病気で苦しんでいる人が大勢いますので、一点の明かりとなったと思います。
しかしもっともっと社会的認知度が高まって、受給の手続きにも時間がかからないようになって貰いたいものです。

更には、病気になってからではなく、なる前に気づく国や社会の規制や視点が充実することを強く望みたいです。

例え障害年金を受給できても、病気の苦しみから真に解放される訳ではないでしょうから。

 
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