|
誰もがこう言われると驚きます、「今の日本人には塩が足りません」現在は世をあげての減塩ブーム。日本列島、津々浦々、お年寄りから子どもまで「塩辛い食事は身体に悪い!」と思い込んでいます。
日本人は塩についてとんでもない誤解をしています(偽物の塩と本物の塩の区別がついていない)
今、健康の悩みをかかえている人、それはもしかしたら「塩不足」で起こっているかも知れないのです。元気のない人の事を「塩気の抜けた人」と言いますが何故でしょう?
本来、塩は人間の身体に欠かせないものです。特別な場合を除いて減塩などせずにしっかりと摂らなければいけないものです。無理な減塩によって、多くの人が「健康障害」を起こしているのに、誰もその事に気づいていません。
減塩しなければいけない塩は、今出回っている化学塩(スーパーなどで売っている塩化ナトリウムNaclを突出させ栄養バランスがまったくない偽物の塩です)
塩不足の害を訴える医師は何人もいますが、石井仁平先生もその一人です。
古来より命の源である塩を敬遠して、どうして健康を維持できるでしょう?
このシリーズでは健康の観点から、私が信用する人物の取材や書物(主に村上譲顕さんの「日本人には塩が足りない!」などを引用し、思い込みを覆す連載をして行きます。
マクロビオティックの世界では、塩を重要視しますが、それを勉強している中で、村上さんは自分の体調不良が「塩不足」から来ている事に気づいたそうです。
その塩不足の症状が、ことごとく自分の体調と一致していたようです。
(気力が衰える、だるい、やる気が出せない、貧血、自律神経失調症、めまい、立ちくらみ、吐き気、手足のしびれ、冷え性、花粉症、下痢、便秘、肌荒れ、骨が弱い・・・
氏は、子どもの頃より甘いお菓子や果物が大好きだったようです。瀬戸内海の実家には、みかん、だいだい、はっさく、桃、柿、梨、いちじく、さくらんぼ・・・などを沢山食べていたようです。
果物はカリウムが非常に多いので、摂り過ぎるとナトリウム不足、つまり体の中で塩不足を引き起こします。気候の温暖な地域に住んでいるのに、ひどい冷え性は、塩不足のせいだと言われ、学校の朝礼でよく倒れるほど幼い頃から貧血気味だったらしいですが、それだけ甘い物を取り過ぎては、塩不足になって血が薄くなるのは当然だと説明されたそうです。
骨も弱く骨折をよくしていたようですが、骨と言うものはカルシウムだけではなく、色々なミネラルを貯蔵する役割もあります。氏は甘い物の食べ過ぎで、血液中のナトリウムやカルシウムが慢性的に不足しており「骨のミネラル貯金」は限りなくゼロに近い状態で、骨がもろかったようです。
高校生の時に心理的におかしくなったことさえも、塩不足が原因らしいです。塩不足が心に?と思われる人もいるようですが、塩が不足する事によって、身体のミネラルバランスが乱れ、自律神経が不安定になり、心の状態も不安定になります。
その結果、過敏になり、ささいな事を非常にオーバーに受け止めたりするようです。 要するに、ちょっとしたストレスにも非常に弱くなる訳です。
「塩不足」が謎解きのように、長年にわたって悩んでいた症状を一気に改善してくれたようです。
つづく
文:佐伯晃一
|